コンバージョンレート(Conversion Rate)
最近、プライベートの話や日記のカテゴリが多くなっているので、少し、仕事の話をエントリーする
インターネットマーケティングでは、コンバージョンレート(Conversion Rate)というものがある。
conversionとは、収束という意味であるが、商品の購入申込や初診予約の受付をゴールとして、訪問ユーザーが何人ゴールに達したか?をはかる指標である。つまり、たくさんのユーザーがホームページをみて、どれだけの人がゴールに収束するか?という収束率である。一般的には、申込率ともいう。
数式を見てもらえれば、わかりやすい。
申込率CR = 目的(Goal)となるページの訪問者数÷来訪者数
または、
申込率CR = 目的(Goal)となるページを表示したのユニークユーザ数÷ユニークユーザ数
※ユニークユーザ数(Unique user) とは、二重カウントを表示しない数値で、cookieを使用しているシステムでこの指標を利用することが多い。「訪問者数」には、重複でカウントするところと、カウントしない、「ユニークユーザ数」を利用するところがあるので、CRの数値にはばらつきがある。
インターネットのホームページを成功させる、もしくは、インターネットマーケティングを成功させるには、この申込率(CR)を高めることに専念することが大切である。
SEOで上位表示させたり、アクセス数をアップさせることは、とても大事であるが、それより大切なことが申込率を上げること。
つまり、医院などでは、ホームページの内容をみて、ユーザ(視聴者)が、通院してみたい!!と思う内容にすることが大切なのである。
ごく当たり前のことではあるが、申込率(CR)を高められるホームページで無いと、どんなにSEOをやって、アクセス数を上げても患者は来ない。
もちろん、他で真似の出来ない排他的独占的サービスやそれに準ずる治療があれば、自ずと申込率(CR)は高くなるので、申込率(CR)を高めることを考える必要は無い。(もともと、申込率(CR)が高いのであるからして。)
実際、うちのクライアントでも、「矯正歯科」などの上位表示させることが難しいキーワードで、10位以内に表示されていても患者がホームページから相当数来ない医院もある。
逆に、「矯正歯科」のキーワードで順位は低いのに、月に2桁の来院数を確保している医院も少なくない。
当たり前のことであるが、ホームページを見て、患者が来たいと思うような内容をホームページに出すことが大切なのである。
本当か?
と思われる方も居ると思うが、私が2002年当時、大学の研究室で行った調査によると、ホームページに満足した患者は、通院してみたいと思う確率が高くなる。(この論文は、満足とは何か?というとこに踏み込みこんでいないので、俗に言われるクソ論文になってしまったのだが、ともかく、調査上は満足した患者が通院する患者は高いという知見が得られたことは事実である)
~矯正歯科医療におけるWebサイトの満足感と初診相談の関係についての調査・分析~ PDFドキュメント
ホームページから患者が来ない!!という先生方は、是非ともHPの内容を患者の立場に立って考えてみてはいかがであろうか?
もちろん、弊社のクライアント様であれば、お時間さえとっていただければ、いつでも、お打合せに伺い、コンテンツの追加をさせていただく。